標準治療とは?
標準治療とは?
標準治療(Standard Treatment, Standard Therapy)とは、科学的な根拠(エビデンス)に基づき、特定の病気や疾患に対して最も効果的で安全性が高いと考えられる治療法のことを指します
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院とは?
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院とは、ペインコントロールに優れた「ASPニードル®を使用したBFA®」を、「BFA®統一料金」にて提供する認定施設です。
ASPニードル®を使用したBFA®は、米空軍に所属していた故ニムゾフ博士が開発したBFA®プロトコルを厳格に遵守することで、高い再現性を実現し、疼痛管理において安定した効果を発揮します。
患者様が安心して適切な施術が受けられるよう、所定のセミナーおよびBFAトレーニング(訓練)を修了した施術者が所属する施設のみが加盟を認められています。
医師の皆様へ
ASPニードル®を使用したBFA®は、疼痛治療の分野において、厳格なプロトコルに基づく高い再現性を実現した治療法です。個々の施術者の技量に依存する従来の鍼灸治療とは異なり、標準化された手法により、より安定した治療効果が期待できます。この治療法は、一般社団法人 日本ASPセラピー普及協会が臨床データを収集・統計解析し、国内においても知見を蓄積しながら、さらなるエビデンスの構築を進めています。疼痛管理の新たな選択肢として、ASPニードル®を使用したBFA®の存在をぜひご認識いただければ幸いです。
BFA®標準治療推進ネットワークQ&A
Q1.ASPニードル®を使用したBFA®とは?
ASPニードル®を使用したBFA®とは、BFA®(Battlefield Acupuncture®・戦場鍼)を、ASPニードル®を使用して、統一されたプロトコルのもとで提供する治療体系です。
Q2.ASPニードル®を使用したBFA®を普及させる目的は?
米空軍に所属していた故ニムゾフ博士が開発したBFAプロトコルに基づいた安全で効果的な治療法を広め、医療従事者に認められた上で、ペインコントロールの第一選択肢として「ASPニードル®を使用したBFA®」が選ばれることを目指し、最終的には標準治療として確立することを目的としています。
そのために、科学的エビデンスの蓄積、医療との連携、認知度の向上、患者への普及活動を推進し、「ASPニードル®を使用したBFA®を社会に定着させる」ことを目標としています。
私たちの取り組み
- ペインコントロールの選択肢としてASPニードル®を使用したBFA®を確立
→ BFA JAPANの関連団体である(一社)日本ASPセラピー普及協会が主体となり、即効性・安全性・持続効果を科学的に証明し、医師をはじめとする医療従事者に広く認知されることを目指します。 - 科学的エビデンスの強化
→ BFA JAPANの関連団体である(一社)日本ASPセラピー普及協会が主体となり、臨床試験や学会発表を通じてASPニードル®を使用したBFA®の有効性を検証し、医療現場における信頼性の確立を目指します。 - 医療機関との連携強化
→ 医師や専門医と協力し、ASPニードル®を使用したBFA®を補完医療として導入することで、より多くの患者に適切な治療を提供できる環境を整えます。 - 医療従事者向けの教育と啓発
→ BFA JAPANの関連団体である(一社)日本ASPセラピー普及協会と連携し、医師・歯科医師・はり師向けのセミナーや研修を実施し、ASPニードル®を使用したBFA®の理解を深める機会を提供します。 - 成功事例の共有と普及活動
→BFA JAPANの関連団体である (一社)日本ASPセラピー普及協会と連携し、患者の治療実績や成功事例を積極的に発信し、ASPニードル®を使用したBFA®の有効性を広く伝えます。
私たちは、ASPニードル®を使用したBFA®を通じて痛みに苦しむ多くの人々の生活の質を向上させることを目指し、医療業界との連携を強化しながら、標準治療としての確立を目標に、その普及に努めてまいります。

Q3.BFA®統一料金とは?
ASPニードル®を使用したBFA® 統一料金
- 基本料金:2,200円(税込) + ASPニードル®の代金(550円~770円/本)
- 1本までの料金:2,750円(税込)~2,970円(税込)
- 2本目以降:1本につき +550円(税込)~+770円(税込)
- 10本の場合:7,700円(税込)~9,900円(税込)
※ BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院では、上記の料金範囲内で施術を提供しています。
※ 施設によっては、初診料や再診料が別途必要となる場合がありますので、事前にご確認ください。
※ 往診・出張鍼灸・訪問鍼灸の場合、別途往診料が発生する場合がありますので、事前にご確認ください。
Q4.BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院の証明は?
BFA®標準治療推進ネットワークに加盟している施設は「BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院」の名称又は、下記のロゴマークが表示されております。

Q5. BFA®標準治療推進ネットワークの加盟院で施術を担当する先生は、どのような研修や認定を受けていますか?
A. 以下のいずれかの条件を満たしている方が施術を担当します。
- JATAブランド にて開催されるASPニードル®を使用したBFA®(Battlefield Acupuncture®・戦場鍼)基礎セミナーを受講した 医師、歯科医師、はり師の国家資格者
- BFA JAPANブランド にて開催されるASPニードル®を使用したBFA®(Battlefield Acupuncture®・戦場鍼)セミナーを受講した 医師、歯科医師、はり師の国家資格者
※プライベートセミナー、オープンセミナーの種別は問いません。
※オンラインセミナーのみで実技を学んだ者は参加しておりません。 - BFA JAPAN が特別に技術を認めた 医師、歯科医師、はり師の国家資格者
Q6.BFA®(Battlefield Acupuncture®・戦場鍼)とASP耳鍼療法は何が違うの?
BFA(Battlefield Acupuncture・戦場鍼、以下BFAと表記)は、ノジェ式耳介療法を基盤とし、ニムゾフ博士が定めた5つのポイントに刺激を与える耳介療法です。施術の手順として、まず患側の帯状回から刺激を開始し、症状が消失した時点で施術を終了するか、5つのポイントすべてに刺激を行い施術を完了する方法をBFA®と呼びます。それ以外のポイントを使用した施術はBFA®とは認められません。
一方、ASP耳鍼療法は、BFA®の手順に基づかないASPニードル®を使用した耳鍼療法全般を指します。


戦場鍼とASP耳鍼療法は以下の通り明確に区分されます。
- 戦場鍼(Battlefield Acupuncture・BFA)
- BFAプロトコルを厳密に遵守した耳介療法。
- ASPニードルを使用するとは限らない。
- ASPニードル®を使用した戦場鍼(Battlefield Acupuncture・BFA)
- ASPニードル®を用い、BFAプロトコルに基づいた耳鍼療法。75%以上の患者に対し、比較的安定した鎮痛効果や筋緊張緩和、抗不安作用を発揮することが確認されている。施術の再現性が高く、誰でも安定した結果を得やすい可能性があるため、我々は標準治療としての適用を目指し活動してる。
- ASP耳鍼療法
- ASPニードル®を使用するものの、BFAプロトコールには準拠しない耳鍼療法。多様な症状に対応可能だが、施術者の熟練度によって効果に差が生じるため、標準治療としての適用は難しい。ただし、熟練した施術者によるASP耳鍼療法では、非常に高い治療効果が得られることが多い。そのため、施術料金は施術者の技術レベルに応じて幅広い設定となっている。こちらは(一社)日本ASPセラピー普及協会(JATA)で専門的に学ぶことが出来ます。
- JATAではPAL250やポイントメイトを使用する事が推奨されているが、熟練した施術者は高度な触診技術と経験に基づき、道具を使用せずとも患者の症状や生体反応を的確に評価し、最適な経穴を選択して施術を行うことができる。
統一料金で施術を受けられるのは、ASPニードルを使用したBFA®のみです。
よく似た施術として「ASP耳鍼療法」がございますが、施術者の熟練度によって効果に差が生じるため、施術料金は技術レベルに応じて幅広く設定されております。
ご注文の際にはお間違えのないよう、ご確認をお願いいたします。
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院のリスト(名簿)
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院のリスト(名簿)はこちらから👇

BFA®標準治療ネットワークに期待するドクターの声
30代 外科専門医

普段関わっている医療は西洋医学であり、原因に対する治療、対症療法を行っています。
疼痛等に対して薬物治療によって対症療法を行うことが多いのですが、原因がハッキリしない場合もあり、そのような時にどうしても限界を感じてしまうことがあります。
東洋医学はそのような時に西洋医学の補完や代替になり得る重要な選択肢だと感じました。特に、基礎疾患や副作用で内服治療に制限がある場合には特に有用だと思います。
疼痛管理やストレス軽減などの領域で、薬物療法と組み合わせることで副作用を減らし、治療の幅を広げる可能性があります。
しかし、鍼灸による治療は施術者の技量に左右される面もあります。
そんな中でプロトコルに沿ったBFAは再現性に優れた方法であると感じました。
耳介への処置なので安全性も高く、低侵襲であることも安心して任せられる要因です。
プロトコルに沿ったBFAはこれから施術数を増やしていって成果を集めていき、西洋医学におけるガイドラインのような役割を担ってくれるのではないかと期待しています。
30代 耳鼻科専門医



鍼灸には可能性があふれていると感じています。
「痛覚」、「圧覚」、「温覚」など、新たな刺激の組み合わせによって筋骨格系、神経系、知覚回路に働きかけ、人々の「痛み」や「不快感」などの困りごとを解決できる可能性があります。
特に、耳鼻科領域においては「耳鳴り」や「めまい」、「頭痛」、「顔面神経麻痺」などと関わりが強く、鍼灸には大きな期待を寄せています。
しかし、現時点では医師にとって鍼灸は推奨できる治療ではありません。
理由はいくつかありますが、大きな理由の1つは「術者によって、やり方や効能が違う」ということです。
「治せる病気を見落としてないか?」、「危険なやり方ではないか?」、「placeboではないか?」と疑問は尽きません。
これらをぜひ払拭してほしいと考えています。もちろん、鍼灸の歴史上、性質上、困難な課題ではあると思います。
しかし、BFAというの決まりきったプロトコルを通してデータを蓄積し、統計学的に再現性、因果関係を示すことによって得られる信頼があります。
BFAを皮切りにして、鍼灸全般にわたる「やり方の統一」、「エビデンスの構築」により、「安全で信頼できる鍼灸」を実現できれば、医師も安心して鍼灸を推奨、紹介することができるはずです。
鍼灸師と医師が協力し合うことにより、多くの人々の困りごとを解決できる未来を夢みています。
BFA標準治療推進ネットワークのさらなる発展を願っております。
40代 日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、医学博士



私は医師として、鍼灸治療が適切に行われることが患者さんにとって非常に重要だと考えています。特にBFA®標準治療のように、科学的な根拠に基づき、プロトコルに従った治療を行うことは、安全性と効果を確保するために欠かせない要素です。
今回の「BFA®標準治療推進ネットワーク(仮)」の構想は、鍼灸師の方々が信頼される存在として医療の中で確固たる地位を築くための大きな一歩だと思います。消毒を含む適切な手技を守りながら、患者さんに安心と効果を届けられる鍼灸師が増えていくことを、心から応援しています。
医療従事者として、鍼灸の持つ可能性を広げるこの取り組みに賛同し、私もできる限りの支援をしたいと思っています。
BFA®を通じて、鍼灸がさらに医療の中で価値を認められる存在になり、患者さんの治療の選択肢を広げることを願っています。これからも頑張ってください!
30代 整形外科専門医



普段の診療で整形外科医は、西洋医学に基づく対症療法を中心に治療を行っています。しかし、原因が特定できない疼痛や、基礎疾患や副作用のため薬物治療が制限される患者さんも多く、治療の限界を感じる場面もあります。そのような時、鍼灸は治療選択肢として非常に有効と考えています。
特に耳介にすぐにできるBFAは、プロトコルに沿った再現性のある治療法として非常に信頼性が高いと感じています。プロトコルがしっかりと確立されているため、施術者の技量に左右されにくく、一定の効果を期待できる点が魅力的です。耳への施術は安全性が高く、副作用の少ない方法であり、整形外科領域においても鎮痛という面でとても力強いです。
現時点では、医師が治療院を紹介する際に「個人的な繋がり」に頼ることが多いのですが、BFA標準治療のように「どこに施術し、どのような効果があるか」を明確に説明できる施術方法があれば、患者さんにもより自信を持って紹介することができます。
30代 精神科医師



普段の診療でも、単に姿勢が悪いだけで「鍼灸がどハマりしそうだ!」と思う患者が散見されます。
とはいえ、自分が普段通っている鍼灸院に患者を紹介するかというと、医師としての信頼というより、どうしても個人的な紹介になってしまいます。
また、鍼灸には様々な流派があり、「何をやっているのかわからない!」 という印象を持つこともあります。
その点、BFA®標準治療は「どこに施術し、どこに作用し、どのような効果があるのか」を明確に示せる ことが大きな強みです。
そのため、安心して鍼灸師に患者を紹介しやすくなり、結果として患者の満足度も向上するという好循環が生まれることを期待しています。
30代 麻酔科医



私がBFA(米軍が開発した耳鍼治療法)を初めて知ったのは約2年前のことです。以前、鍼灸治療を体験したことがあり、その効果は知っていたものの、「戦場鍼って一体何なのか?」と驚いたのを今でも覚えています。BFAは耳介へのアプローチという点で比較的安全で、合併症も少ないと感じます。また、適切な訓練を受けた施術者であれば治療の再現性も高いと考えています。
医師が治療の中で西洋医学の限界を感じた場合、次の選択肢として鍼灸が検討されることは、現状ではまだ少ないのが実情です。その理由はさまざまですが、今回構築された「BFA標準治療推進ネットワーク」によって、西洋医学のガイドラインのような役割が果たされ、さらなるデータの蓄積や因果関係の解明が進むことを期待しています。
医師も鍼灸師も、困っている患者様を救う方法を増やしたいという思いは共通です。もしBFAの効果が実証されれば、BFAは病院と鍼灸院を繋ぐ「きっかけ」となり、より多くの患者さんの悩みを解決するネットワークの発展にもつながるのではないでしょうか。
BFAの益々の発展を心から願っています!
商標の管理
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院は、「BFA®」「BFA®標準治療推進ネットワーク」および「BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院」の名称を使用できます。
その他の関連商標については、一般社団法人日本ASPセラピー普及協会(JATA)に所属するか、BFA JAPAN認定施術者に登録することで、適切な条件のもとで使用が可能となります。
許可されたデザイン以外のBFA JAPANのロゴの商用利用は、加盟院であっても無断で使用しないようご注意ください。


また、一般社団法人日本ASPセラピー普及協会(JATA)のロゴの商用利用は、JATA会員のみに許可されているため、加盟院であっても無断で使用しないようご注意ください。
商標の管理は、BFA JAPANおよび一般社団法人日本ASPセラピー普及協会(JATA) が行い、不適切な使用が確認された場合は、使用の制限、取り消し、またはBFA®標準治療推進ネットワーク加盟院からの除名措置を講じることがあります。
詳細は「商標の無断使用および加盟者以外の使用制限について」をご覧ください。
商標の無断使用および加盟者以外の使用制限について
BFA JAPANおよび一般社団法人日本ASPセラピー普及協会(JATA)は、BFA®関連商標およびロゴの適正な使用を厳格に管理しています。 許可のない使用は、ブランドの信頼性を損なう行為であり、以下のような制限と対応を実施いたします。
1. 商標の使用制限について
(1)BFA®標準治療推移sんネットワーク加盟者の使用許可
- BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院は、指定された「BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院専用のロゴ」および「BFA®」の名称のみ使用可能です。
- 許可されたデザイン以外のロゴや商標を使用することはできません。
(2)加盟者以外の商標使用の禁止
- BFA®標準治療推進ネットワーク未加盟の施設・個人は、BFA JAPANのロゴ・BFA®関連商標をいかなる形でも使用することはできません。
- ASPニードル®を使用したBFA®を提供していない、または認定を受けていない施設が、BFA®に関連する名称やロゴを使用することは禁止されております。
- BFA JAPANおよびJATAの商標・ロゴを無断で広告や宣伝に使用することは一切認められません。
2. 無断使用が発覚した場合の対処
(1)無断使用の確認と通知
- BFA JAPANまたはJATAが無断使用を発見した場合、速やかに使用の事実確認を行い、該当者または該当施設に書面または口頭で通知します。
- 必要に応じて、是正措置の期限を設定し、速やかな修正または使用中止を求めます。
(2)是正措置の要請
- 指定の期日までに商標の無断使用を停止し、該当するロゴや表記を削除することを求めます。
- 速やかに対応しない場合、正式な警告書を発行し、法的措置を検討します。
(3)加盟者の資格取り消し・除名措置
- BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院が許可されていない商標・ロゴを使用した場合、使用の是正が確認されるまで加盟資格を一時停止する場合があります。
- 悪質な違反行為と判断された場合、BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院からの除名措置を講じることがあります。
(4)加盟者以外への法的措置の検討
- 加盟者以外がBFA JAPANの商標・ロゴを無断で使用した場合、商標法および関連法規に基づき、法的措置(損害賠償請求・差止請求等)を検討いたします。
- 必要に応じて、弁護士および関連機関と連携し、適切な対応を講じます。
(5)公開告知および再発防止策の実施
- 悪質なケースについては、BFA JAPANおよびJATAの公式発表を通じて、無断使用があったことを公表する場合があります。
- 今後同様の事例が発生しないよう、商標使用のルールをより明確化し、周知を強化いたします。
BFA®関連商標の適正な使用とブランドの保護にご理解・ご協力をお願いいたします。
商標の使用に関するご不明点や相談は、BFA JAPANまたはJATAの事務局までお問い合わせください。
BFA®標準治療推進ネットワーク加盟院制度は、BFA JAPAN代表・松浦哲也と、株式会社トランスパレンスCEO・岩田真人が共同で企画し、BFA JAPANが管理・運営しております。
©BFA® Standard Treatment Promotion Network